虹の橋。

昔の思い出。
虹の橋の麓にいるかな。なんて。
深夜の妙なテンション故、気持ち悪いやもしれむ。


夜中になんだか無性に文字が書きたくなって。我が家の歴代にゃんこ達の思い出などを書き殴っていたら、ちゃんと思い出せなくなっている事に哀しいような寂しいような腹立たしいような。三番目のチビから泣けて書けなかった。
チビは生後2週間ぐらいで貰われてきた猫で。初めてミルクから育てた猫で。甘えん坊で優しくてビビりで弱虫で。おじいちゃんからもおばあちゃんからも可愛がられてて。お風呂に入ると水に濡れるのは嫌いなくせに、必ず扉の前かフタの上に座り込んだりなんかして。ミルクとかおしっこの世話とかあたしがほぼやってたのに、選んだのもあたしなのに、あたしには全然懐いてくれなくて。目もまんまるで鼻もピンクで美形だったなー。
最後が本当に申し訳ない事をしたな、と思って。2、3日ずっと寝てばっかで元気ないなーとは思ってたんだけど、冬だしって事で経過をみて、さすがになって事で病院連れてったら『風邪です』って帰されて。次の日になってもますます体調悪そうで、母も仕事なのに帰ってきてからまた病院連れてって、っていうのを2、3日繰り返して。あまりに治らないので入院して様子をみましょう、って。入院させた次の日に朝ぐらいに病院から電話で亡くなりました、って。確か年末の土曜日だったか日曜日だったか。7:00ぐらいに電話鳴ってたんだけど、誰も出ず、みんなが起きて電話に出た頃にはもう…って事で。急いでみんなで病院行って、最後のお別れして。病院の狭いゲージの中で眠ってるみたいだった。誰も『死んだ、亡くなった』って単語を出さなかったもんだから、最初見た時はただ寝てるんだと思った。でもだんだん理解したら泣けてきて。父が泣いてるのを初めて見ました。チビが死んだのも衝撃だったけど、初めて見る父の涙も衝撃的だったな。
チビも最期の最期であんな狭いゲージの中で寂しく逝かせてしまったのかと思うと申し訳なくて。最初に気付いてあげれなかったのも申し訳ないし。ごめんね、ごめんね。チビは幸せだったのかな、といまだにふと思う。最期が最期なだけに、ね。でもきっと、我が家で一番愛された猫だったと思う。
なのに、もう柄がよく思い出せなくなってきてるんだ。あやふやにしか思い出せないんだ。あんなに大好きだったのに。ごめんね、ごめんね。思い出したいのに思い出せない自分が腹立たしい。このまま忘れたりなんかしたくないのに。
チビは今「虹の橋」の麓にいるのかな。ちゃんと我が家の誰かがいくのを待っててくれてるのかな。あんまり早くそっちにいきたいとは言えないけど、いった時には仲良くしてくれると嬉しいなぁ。



と、これを打ちながらも涙がぼたぼた。プラス、ネットで泣ける動画とかを見ちゃうから顔中濡れてもた。あーぁ、明日は腫れるな、こりゃ。最近定期的に泣ける動画とか見てしまっている気がする。ストレス発散?きっしょいな、自分。ははは。